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ANIMALITYJOURNALby あにまる製薬
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犬と猫の乳酸菌|腸内環境の基本と選び方・与え方

公開 更新 約4分で読めます

ステンレスのボウルからごはんを食べる犬
Photo: Gayatri Malhotra / Unsplash

犬や猫に乳酸菌を与えるときは、腸内環境の基本と、乳酸菌サプリメントの位置づけを知っておくと選びやすくなります。乳酸菌とオリゴ糖の違い、期待しすぎないための考え方、製品の選び方と与え方、下痢や嘔吐があるときの受診の目安をまとめました。便の様子の見方も紹介します。

KEY POINTSこの記事のポイント

  1. 乳酸菌は体の外から菌を取り入れ、オリゴ糖はもともと腸にいる菌のえさになるという違いがあります。
  2. サプリメントは食生活の補助と考え、目安量より少なめから便の様子を見て始めます。
  3. 下痢や嘔吐が続く、便に血が混じるときは、乳酸菌で様子を見ずに動物病院へ相談します。

犬や猫の健康管理に、乳酸菌を取り入れる飼い主さんが増えています。ペット用のサプリメントやおやつも多く、どれを選べばよいか迷うこともあると思います。

乳酸菌は、毎日の食生活を整えるための選択肢のひとつです。一方で、体の不調を治すものではありません。この記事では、腸内環境の基本と乳酸菌の位置づけ、選び方と与え方、注意したいポイントを整理します。

腸内環境の基本

犬や猫の腸の中にも、人と同じようにたくさんの細菌がすんでいます。これらの細菌の集まりは腸内細菌叢(腸内フローラ)と呼ばれ、食べたものの消化や、体の調子と関わっていると考えられています。

腸内の細菌のバランスは、食事の内容、年齢、ストレス、環境の変化などによって変わるといわれています。急なフードの切り替えや引っ越し、旅行のあとにおなかの調子が変わるのは、こうした影響が考えられます。

乳酸菌とオリゴ糖の違い

腸内環境に関する製品では、乳酸菌とオリゴ糖という言葉がよく使われます。役割の考え方が異なるので、違いを押さえておくと製品を選びやすくなります。

乳酸菌など(プロバイオティクス)オリゴ糖など(プレバイオティクス)
考え方体の外から菌を取り入れるもともと腸にいる菌のえさになる
例乳酸菌、ビフィズス菌などオリゴ糖、一部の食物繊維など

表は考え方の違いを簡単にまとめたもので、製品によって含まれる成分や組み合わせは異なります。

両方を組み合わせた製品もあります。どちらがよいというより、毎日続けやすい形を選ぶことが大切です。

乳酸菌に期待しすぎないために

乳酸菌のサプリメントは、食生活を整えるための補助と考えるのが現実的です。次の点を知っておくと、過度な期待や不安を避けられます。

  • 菌の種類や量、体質によって、合う合わないには個体差がある
  • 体の状態の変化は、食事や運動、年齢など多くの要因が関係している
  • サプリメントは病気の診断や治療の代わりにはならない
  • 総合栄養食をきちんと食べていることが前提になる

「乳酸菌を与えているから大丈夫」と考えて、体調の変化を見逃さないように気をつけてください。

乳酸菌サプリメントの選び方

製品を選ぶときは、次の点を確認します。

  1. 対象の動物 犬用、猫用、犬猫兼用のどれかを確認する
  2. 原材料 アレルギーのある食材が含まれていないか確認する
  3. 形状 粉末、タブレット、チュアブルなど、その子が食べやすい形を選ぶ
  4. 給与量の表示 体重ごとの目安量が書かれているか確認する
  5. 表示の内容 病気が治る、などの表現をうたう製品は慎重に判断する

原材料や給与量の表示でわからない点がある場合はメーカーに問い合わせるのもひとつの方法です。

与え方のコツ

  • 最初は表示の目安量より少なめから始め、便の様子を見ながら量を合わせる
  • 毎日同じタイミングで与えると習慣にしやすい
  • 新しいフードの切り替えと同時に始めると、変化の原因がわかりにくくなるため時期をずらす
  • 便の状態(かたさ、色、回数)を簡単に記録しておく

チュアブルタイプは、おやつ感覚で与えやすい一方、与えすぎるとカロリーが増えることもあります。1日のおやつの量に含めて考えてください。

便の様子を見るときのポイント

乳酸菌を取り入れるかどうかにかかわらず、便は体の状態を知る身近な手がかりです。毎日の片付けのときに、次の点を見ておくと変化に気づきやすくなります。

見るところ確認したいこと
かたさ普段よりやわらかい、または硬くてコロコロしていないか
色黒っぽい、赤いものが混じる、白っぽいといった変化がないか
回数急に増えた、または数日出ていないことがないか
においいつもより強いにおいが続いていないか
混じっているもの粘液、異物、虫のようなものが見えないか

普段の便を知っていると、少しの変化にも気づけます。気になる変化が見られたら、写真を撮っておくと受診時に獣医師へ伝えやすくなります。

下痢や嘔吐があるときは受診を

おなかの不調には、感染症、寄生虫、異物の誤飲、食物アレルギー、内臓の病気など、さまざまな原因があります。乳酸菌で様子を見るのではなく、原因を確認することが先です。

受診するときは、便の状態がわかる写真や、いつから・何回くらい続いているかのメモがあると診察に役立ちます。

今日からできること

まずは今の食事内容と、便の様子を数日間記録してみてください。それが、乳酸菌を取り入れるかどうかを考える材料になります。

取り入れる場合は、ANIMAL PROBIOTICS(犬猫用乳酸菌チュアブル)のような犬猫兼用の製品を、毎日の食生活を整える習慣のひとつとして少量から始める方法があります。持病がある場合や治療中の場合は、始める前にかかりつけの獣医師に相談してください。

よくある質問

乳酸菌サプリメントは毎日与えたほうがよいですか。

乳酸菌のサプリメントは、毎日続けて与えることを想定した製品が多いです。与える量や回数は製品ごとに異なるので、表示されている目安を守ってください。

人間用のヨーグルトや乳酸菌飲料を与えてもよいですか。

砂糖や甘味料、香料などが含まれているものは避けてください。乳製品でおなかがゆるくなる犬や猫もいます。与える場合は無糖のものを少量にし、便の様子を観察してください。

下痢をしているときに乳酸菌を与えれば大丈夫ですか。

下痢や嘔吐の原因には、感染症や異物、食事の問題、内臓の病気などさまざまなものがあります。乳酸菌で様子を見るのではなく、まず動物病院を受診して原因を確認してください。

薬を飲んでいるときに乳酸菌を与えてもよいですか。

治療中の病気がある場合や薬を飲んでいる場合は、サプリメントを始める前にかかりつけの獣医師に相談してください。

参考情報

  1. 飼い主のためのペットフード・ガイドライン(環境省)
  2. ペットフードの表示に関する情報(ペットフード公正取引協議会)
  3. 犬と猫の栄養に関するガイドライン(WSAVA (World Small Animal Veterinary Association))

この記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療の代わりになるものではありません。体調の変化や気になる症状があるときは、早めにかかりつけの獣医師にご相談ください。 執筆:あにまる製薬 編集部

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