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目・耳
  • 動物:猫
  • 年齢:全年齢
  • 記事の種類:やり方

猫の涙やけと目やに|色で見る受診の目安とやさしい拭き取り方

公開 更新 約4分で読めます

文:ANIMALITY JOURNAL 編集部(株式会社あにまる製薬)

緑色の目でこちらを見るキジ白の猫の顔
Photo: Diana Parkhouse / Unsplash

猫の目やにや涙やけは、寝起きの少量の目やになら心配いらないことが多い一方で、色や量によっては目の病気や猫風邪のサインになります。目やにの色で見る目安、鼻の短い猫種で涙があふれやすい理由、嫌がる猫の拭き取り方、受診の目安をまとめました。

KEY POINTSこの記事のポイント

  1. 寝起きの少量の茶色っぽい目やには、多くの場合心配いりません。
  2. 黄色や緑色の目やに、くしゃみや鼻水が重なるときは早めに受診します。
  3. 拭き取りは湿らせたコットンで、片側ずつ数秒で終えるのがコツです。

猫の目頭に黒っぽい目やにがついている、目の下の毛が茶色くなっている。毛づくろいが上手な猫でも、目元の汚れは自分ではなかなか取りきれないことがあります。

猫の目やにや涙は、心配のいらないものと、目の病気や感染症のサインになっているものがあります。この記事では、目やにの色で見る目安と、嫌がる猫の拭き取り方、受診の目安をまとめます。犬の涙やけについては犬の涙やけの原因とケアで紹介しています。

目やにの色で見る目安

目やにの様子考えられること目安
寝起きに少量、茶色や黒っぽい涙の成分が乾いたもの拭き取って様子を見る
透明でさらさらした涙が多い刺激、アレルギー、涙の流れ道の問題など続くなら受診
白っぽい、粘りがある結膜の炎症の始まりなど増えるなら受診
黄色や緑色細菌の感染など早めに受診
くしゃみや鼻水を伴う猫風邪(上部気道の感染症)など早めに受診

この表は目安です。量が急に増えた、片目だけといった変化も、受診を考えるきっかけにしてください。

猫で涙があふれやすい理由

顔の形

ペルシャ、エキゾチック・ショートヘア、ヒマラヤンなど鼻の短い猫種は、涙の流れ道が曲がっていたり細かったりすることがあり、涙が目からあふれやすい傾向があるといわれています。

感染症

猫風邪と呼ばれるウイルスなどの感染症では、目やにや涙、結膜の赤みが出ることがあります。子猫や、多頭飼いの環境で見られることが多くあります。

目の傷や異物

けんかや遊びで目に傷がついた、ほこりや毛が入ったといった場合も、涙が増えます。片目だけのことが多いのが特徴です。

拭き取りの手順

猫は顔を触られるのを嫌がることが多いので、短く、やさしく行うのがコツです。

  1. 猫がリラックスしている時間を選ぶ(寝起きや、なでられて喉を鳴らしているとき)
  2. コットンをぬるま湯か、犬猫用の目元用ローションで湿らせる
  3. 固まった目やにには、コットンを数秒当ててふやかす
  4. 目頭から外側へ、または目の下から鼻の横へ、押さえるように拭く
  5. 片側を終えたら褒め、反対側は少し時間をおいてもよい

嫌がる猫への工夫

  • 正面から手を近づけず、横からそっと触れる
  • バスタオルでやさしく体を包むと落ち着く猫もいる
  • 1回で全部取ろうとせず、取れた分で終える
  • 終わったらおやつや遊びで褒める

拭き取りに使うものの比べ方は、涙やけの拭き取りケアにまとめています。

毎日の暮らしで気をつけたいこと

  • 長毛の猫は、目のまわりの毛が目に入らないよう、トリミングで整えてもらう
  • 寝床やブランケットをこまめに洗い、清潔に保つ
  • 多頭飼いでは、目やにや鼻水が出ている猫がいたら、食器やタオルを分ける
  • 同じ明るさ、同じ角度で目元の写真を撮り、変化を記録する

子猫とシニア猫で気をつけたいこと

子猫

子猫は、猫風邪などの感染症にかかりやすい時期です。目やにで目が開きにくくなっている、くしゃみや鼻水が出ている、ミルクやごはんを食べる量が減っているといった様子があれば、早めに受診してください。体が小さいため、食べられない状態が続くと体力が落ちやすくなります。

シニア猫

年齢を重ねると、毛づくろいの回数が減り、目元の汚れが残りやすくなることがあります。拭き取りの回数を少し増やすとともに、目の濁りや、見えにくそうに物にぶつかるといった変化にも気をつけます。

長毛の猫

目のまわりの毛が長いと、毛が目に入って涙が増えたり、汚れが毛に絡んだりしやすくなります。トリミングで目元の毛を整えてもらうと、拭き取りもしやすくなります。

こんなときは動物病院へ

まとめ

猫の目やには、寝起きに少量つく程度なら多くは心配いりません。色や量、片目だけかどうか、くしゃみや鼻水を伴うかを見て、気になるときは先に動物病院で目を診てもらいます。目の病気がないと確認できたら、湿らせたコットンで短くやさしく拭き取るお手入れを続けます。

あにまる製薬の NAMIDA CARE(犬猫用涙やけ拭き取りローション)は、コットンに含ませて目元の汚れをやさしく拭き取る、無香料の犬猫用ローションです。においに敏感な猫の目元のお手入れの選択肢として検討してみてください。

よくある質問

猫の目やには毎日拭いたほうがよいですか。

目やにが少なく猫が自分で顔を洗えている場合は、毎日拭かなくてもかまいません。目頭に目やにがたまる、目の下が濡れていることが多いといった場合は、気づいたときにやさしく拭き取ってください。

片目だけ涙が多いのですが。

片目だけの場合は、目に傷がある、異物が入っている、まぶたに問題があるなど、その目に原因があることが考えられます。目をしょぼしょぼさせる、赤いといった様子があれば早めに受診してください。

猫風邪とは何ですか。

ウイルスなどが原因で、くしゃみ、鼻水、目やに、結膜炎などが出る猫の上部気道の感染症をまとめて呼ぶことが多い言葉です。子猫や多頭飼いの環境でよく見られます。ワクチンや治療について、動物病院で相談してください。

ペルシャやエキゾチックの涙やけは仕方ないのですか。

鼻の短い猫種は、顔の形から涙があふれやすい傾向があるといわれています。毎日のお手入れで目の下を清潔に保つことが中心になりますが、涙が急に増えた、目やにの色が変わったといった変化があれば受診してください。

参考情報

  1. 猫の目の健康に関する飼い主向け情報(International Cat Care)
  2. ペットの健康管理に関する飼い主向け情報(AVMA (American Veterinary Medical Association))

この記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や治療の代わりになるものではありません。体調の変化や気になる症状があるときは、早めにかかりつけの獣医師にご相談ください。 文:ANIMALITY JOURNAL 編集部(株式会社あにまる製薬)

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